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理想の顧客に向けてX(旧Twitter)で発信する投稿内容や投稿頻度の考え方

理想の顧客に向けてTwitterで発信する投稿内容や投稿頻度の考え方

この記事では、理想の顧客に向けてX(旧Twitter)で発信する投稿内容や投稿頻度の決め方について解説します。X(旧Twitter)発信で必要なのは、独自性を伝え、フォロワーに価値を提供し、投稿バリエーションを意識すること。加えて、適切な投稿頻度とタイミングも重要です。継続的な情報発信を無理なく続け、認知を高めていける方法をまとめました。

もくじ

―投稿内容の決め方
 ・理想の顧客の特定とニーズの把握
 ・ブランドや個人の特性を活かしたコンテンツの選定
 ・ハッシュタグの効果的な活用方法
 ・実際に運用しているアカウントのコンテンツ指針例
―投稿頻度の決め方
 ・理想の顧客層のアクティブ時間帯を特定する
 ・投稿頻度の例と考え方
 ・定期的な投稿を維持する
―まとめ

投稿内容の決め方

  •  理想の顧客の特定とニーズの把握:まず、どのような層を理想の顧客と考え、その顧客層にどうアプローチしたいのかを明確にします。その層のニーズや関心事を把握することで理想の顧客にとって魅力的なコンテンツを提供することができます。理想の顧客については別記事に詳しくまとめていますので、こちらもご参照ください。
    経営者やフリーランスの基本「理想の顧客」の設定方法

  •  ブランドや個人の特性を活かしたコンテンツの選定:次に、自分自身やブランドの特性を活かしたコンテンツを選びます。以下3タイプのコンテンツをバランスよく組み合わせると効果的、かつ内容にバリエーションも出せます。あれもこれもと欲張ると結局何を伝えたいのかわからなくなってしまうので、最初は2~3つに絞り、慣れたら増やしていくことをおすすめします。

― 情報発信型コンテンツ
自分の続する業界ニュースや役立つ情報を発信し、同じ情報を探しているフォロワーに価値を提供します。

― パーソナル型コンテンツ
情報発信した内容について、自分の意見や経験、感想などを発信します。たとえば業界に関するニュースに自分の意見を加えることで、自分なりの考え方やサービス指針を暗に伝えることができますし、何を重要視しているかが普段の発信から伝わることで、信頼感の醸成につながります。

― プロモーション型コンテンツ
新商品やキャンペーン情報など、自社のプロモーションに関する情報を発信します。

  • ハッシュタグの効果的な活用方法:ハッシュタグを適切に活用することで、新規ユーザーに興味を持ってもらえる可能性が増えることも。付与するハッシュタグの理想的な数は、あって1~2点と言われています(つけたい場合)。

    ただし、2023年4月にでX(旧Twitter)のアルゴリズムが公開され、ハッシュタグ乱用アカウントについては表示回数を下げられやすいことが明らかになり、ハッシュタグを使うアカウントは「宣伝臭い」と遠ざけられる傾向がありますので、使いたいハッシュタグがある場合は、手間でも投稿前に一度リサーチすることをおすすめします。
  • 実際に運用しているアカウントのコンテンツ指針例
    下記の表は私のX(旧Twitter)アカウントのコンテンツ投稿のテーマと内容、投稿の目的をまとめたものです(2023年1月現在の運用指針)。ここでは5つのテーマを投稿する前提で作っていますが、最初に始めたときは「今日は何の日」の1テーマから始めました。

    投稿に対する心理的ハードルが下がってからは、自分なりに投稿できるペースやコンテンツ作成の負荷が許容できる範囲で調整し、5つぐらいのテーマでぐるぐる回しています。興味範囲が増えたり活動内容の変化によって、内容は都度調整しています。
    以下のテーマで運用しているX(旧Twitter)アカウント>>

理想の顧客に向けてTwitterで発信する投稿内容や投稿頻度の考え方

投稿頻度の決め方

理想の顧客層のアクティブ時間帯を特定する:理想の顧客層がアクティブな時間帯に投稿することで、より多くの反応が得られやすくなります。理想の顧客のライフスタイルを考えたとき、もっともX(旧Twitter)を使う時間帯を想定し、その時間にツイートをします。想定した時間帯にツイートして、ツイートに対する反応率を見ながら投稿時間を調整し、最適な時間帯を見つけます。反応率については、X(旧Twitter)アナリティクスで調べることができます。

Twitter投稿時間の一般的な傾向について:ユーザーによく見られる時間帯は、一般的に以下のような傾向があります。

  1. 朝の通勤時間帯(7~9時)
  2. 昼休み時間帯(12~14時)
  3. 夕方の通勤時間帯(17~19時)
  4. 夜間・深夜時間帯(20~24時)

これらの時間帯は一般的な傾向ですので、ユーザー層や業界によって異なります。自分にとって効果的な投稿時間を見つけるには、上記4つの時間帯に投稿し、最も反応率が高い時間帯を洗い出すと、より精度を高めていくことができます。X(旧Twitter)のアナリティクス機能を活用して、自分のフォロワーやターゲット層が最も活発に利用したり、反応する時間帯を特定します。

投稿頻度の例と考え方:理想的な投稿頻度は1日に3~5回が効果的とされています。過剰な投稿は逆効果になることもありますので注意が必要です。投稿頻度を変えるとどう変わるかの例をご覧ください。以下の図は私のアカウントのX(旧Twitter)アナリティクスの数字です。
https://twitter.com/matty3com

▼2022年12月:1日のツイート回数:1回
2022年12月は基本的に1日1回のつぶやき。このときの月間インプレッション(表示回数)は月5.1万件で、1日あたり1,645件の表示回数です。

理想の顧客に向けてTwitterで発信する投稿内容や投稿頻度の考え方

▼2023年1月:1日のツイート回数:3~5回
2023年1月は1日3~5回のつぶやき。このときの月間インプレッション(表示回数)は月19.1万件で、1日あたり6,193件の表示回数です。

理想の顧客に向けてTwitterで発信する投稿内容や投稿頻度の考え方

つぶやき回数が変わると、これだけの違いが出ることをご理解いただけると思います。1日1回の月に比べて、1日3~5回つぶやくと約3.7倍のインプレッションの増加。つぶやく回数が増えることでチャンスも増えることにつながりますので、まずは1日1回から始めて、慣れてきたら3~5回に増やしてみてください。

このツイート数にはRTや引用RTは含まれていません。投稿数を増やすためにRTや引用RTをを増やす方もときどきいらっしゃいますが、RTが多いアカウントはTLを読みにくくするため、煙たがられる傾向があります。

ここで必要なのは、数としての投稿数ではなく、理想の顧客にとって価値や共感を感じられるツイートです。難しく考えるとツイートできなくなってしまいますが、そのことも頭の隅に置いておいてください。

定期的な投稿を維持する:投稿時間や投稿内容の方向性を決めたら、投稿内容や頻度を一定に保てるよう投稿スケジュールを立てます。X(旧Twitter)のブラウザ・公式アプリでは64ツイートを上限に18か月先まで予約可能ですが、ツールを使って投稿を予約するとより効率的なコンテンツ管理もできます。代表的なツールには、Tweetdeck・Hootsuite・SocialDogなどがあります(無料版/有料版によって機能が異なります)。

まとめ

X(旧Twitter)で発信する投稿内容や投稿頻度の決め方は、理想の顧客層の特定とニーズの把握、ブランドや個人の特性を活かしたコンテンツ選定、投稿頻度のバランスが重要です。効果測定と改善のサイクルを繰り返すことで、エンゲージメントやフォロワー数の増加が期待できますので、今回の記事を参考に、効果的なX(旧Twitter)運用に取り組んでみてください。

X(旧Twitter)運用のカギは細く長く継続すること。ご自身の得意なこととTwitterを組み合わせて、無理なく楽しく続けられるよう応援しています。