「今日は何の日?」を毎日続ける方法と投稿の段取り
独立したからにはtwitterをちゃんとやらないといけないな~と思い、毎日投稿するネタとして「今日は何の日?」を投稿し始めました。始めたのは2020年12月26日。この日から毎日投稿すると決めて、無事半年超えました(えらい)。投稿を落としたのは1日、投稿日を間違えたのは1回。雑な私にしては上出来だと思います。
投稿の段取り
最初は朝投稿していたのですが、ぼんやりした頭で投稿を考えるのは難しいとすぐにわかり、開始2週間後ぐらいに予約投稿に切り替えました。普段新しい習慣を始めるときに意識しているのは、「最初の3日、次の3週間、そして3か月」。この区切りを超えられれば習慣になると考えています。しかし、この投稿は3か月過ぎても全然楽になりません。約7か月過ぎようとしていますが、まだ大変です。
こんな流れで作っています。
- 「今日は何の日」で検索。よく使っているのは「今日は何の日~毎日が記念日~」「雑学ネタ帳」というページです。ここで当該日を検索し、一覧の中から「これなら原稿を書けそう」というものを選択。
- wikiで検索。140字で原稿を書くテーマは「へえ~」があること。私自身が「へえ~」と思えることをネタとして取り上げていますが、ないときもあります。へえがあれば筆も進むのですが、ないときがつらいです。
- 原稿に合う写真をcanvaで探します。画像をリサイズして、投稿用サイズに。余談ですが、canvaには何でもある上に質の高い写真が多く、検索するのも楽しいです。以前は有料のストックphotoを契約していたのですが、解約しちゃいました。日本固有のカルチャーはcanvaに写真がないことも多いので、「写真AC」を使うことも。
- 同じ原稿をtwitterとFacebookで予約投稿します。twitterはsocialdog、FacebookはFacebookBusinessSuiteを使用。
ここまでの所要時間は、1本あたり13分。始めたばかりの1か月目は23分/本、4か月目には17分/本、慣れるにしたがって時短できるようになりました。
毎日続ける方法
これは私がいちばん知りたいですが、歯を食いしばって続ける。これに尽きます。最近は3日前までに予約投稿をすると決めていて、毎日仕事をする前に1本、ないし2本を投稿してストックが途切れないように記事を作っています。
記事は短いほうが難しく、言いたいことがたくさんあっても140字に収めないといけないのが大変です。連続ツイートの予約投稿をしようか迷うこともありますが、一度やると今後もやることになり、「運用が大変になるからやめよう」と自分に言い聞かせて1ツイートだけにしています。
続けてみて起こった変化
自分の「へえ~」を書き出しているだけなのですが、意外と多くの方にご覧いただく機会ができたようで、フォロワーさんが増えました。そして、投稿をきっかけにコミュニケーションが生まれて、ツイ友なる方が何人かできました(一方的にそう思っているだけかもしれませんが)。たまにヤンデル先生がRTしてくださって、どえらい数のいいねやRTで通知が止まらないことがあってびっくりしますが、それもありがたいですし、twitterって面白いなあと思います。
また、投稿した「へえ~」の内容に追加情報をいただくこともあり、さらに「へえ~」。これってtwitterならではで面白いなあと都度しみじみし、投稿のモチベーションにもなっています。
予約投稿ははっきり言って苦行なのですが、最近は「無」の状態で作稿に取り組めるように(もはや仕事としての原稿と捉えています)。
公式アカウントと個人アカウントの違い
公式アカウントで毎日投稿できるネタが欲しかったときに「今日は何の日」を投稿していました。公式は会社のイメージの範囲内で投稿する必要があったので、ジャンルや内容に偏りがないようにするのにとても気を遣っていました。今は個人アカウントなので、非常に偏った投稿をしても誰にも怒られないので、そこは違いとして大きいです。
記念日を調べていると、徳川家康が起点になって今の風習につながっているものが意外と多く、毎回家康絡みの「へえ~!」を見つけては喜んで書いています。前後の説明が長くなるのでうまく言えないことも多いですが、家康ネタはこれからも拾う所存です。
投稿を続けるモチベーション
モチベーションは3つあって、
- 「毎日投稿」を継続する
- 投稿によって生まれるコミュニケーションの広がり
- twitterアナリティクス閲覧
この3つがサイクルとして日常に溶け込んだ(=習慣化した)ので、それを今は途切れさせないよう細々継続することがモチベーションです。
現時点での人気ジャンル
日常に小さな意味づけをもたらすようなもの、季節感を感じられるもの、「それは知らなかった~」というものに人気があります。直近だと、
おはです。
— まてぃさん |マーケの人 (@matty3com) June 25, 2021
6月26日は雷記念日。930年のこの日、平安京に落雷があり大納言が逝去。清涼殿で雨乞いをしていた時のことです。
左遷されて亡くなった菅原道真の祟りと信じられ、彼の名誉を回復。道真は雷の神「天神」と同一視されるようになり、「天神=学問の神」として祀られるきっかけとなりました。 pic.twitter.com/cAqenSjYl0
おはようございます。
— まてぃさん |マーケの人 (@matty3com) June 29, 2021
6月30日は夏越の祓(なごしのはらえ)の日です。1~6月の半年間の災厄を清める儀式で、残りの半年を疫病を予防して健康に過ごせるよう行います。神社には茅の輪がおかれ、様式に沿って潜ると、半年間に溜まった病と穢れを落とし、残りの半年を無事に過ごせるとされています。 pic.twitter.com/6aH2ajqhCG
こんな内容とか。
投稿している当人(私)が食いしん坊なので、食べ物情報にもみなさん目がありません。
ちなみに、下記の投稿は私が記念日と投稿日両方とも間違えて1日早く投稿してしまったのですが、非常に反応がありました。作家で軍医だった森鴎外が饅頭の茶漬けを好んだという話です(鴎外忌は7月9日)。
おはです。
— まてぃさん |マーケの人 (@matty3com) July 7, 2021
7月8日は鴎外忌です。明治・大正期の小説家で軍医の森鴎外の忌日(1922年没)。鴎外は大の甘党。細菌学を修めたこともあり「消毒し、滋養に富む」焼き芋が好物。特に好きなのは、饅頭の茶漬け。ご飯に四等分した饅頭を乗せてお茶をかけ、溶いて食したそう。「渋く粋な甘味」なのだとか。 pic.twitter.com/RCJS3YBwMi
森鴎外のエピソードはとても豊富で、大好きな国語便覧にもこんな話なかったよ、という人間味あふれる情報がwikiにはいっぱい。
細菌学、衛生学を究めて以来、パスツール同様潔癖症になってしまい、果物などの食べ物も加熱しないと食べられなくなってしまった。煮て砂糖をかけた果物が好きで、食卓には水蜜桃、杏、梅などがのった。(森鴎外@wiki)
とか、
風呂を湯の無駄あるいは細菌の温床と見做して嫌い、金盥を前に一日2回手拭で身を清めるのが日課であった。於菟は『父親としての森鴎外』冒頭にて「父はこのため水の不足な戦地でも困らなかった」と述懐している。(森鴎外@wiki)
とか。
この日は色々日にちを誤ったにも関わらず、「見てません!」「明日見ます!」と反応してくださった、心温か&キュートなフォロワーさんに感謝してます(笑)。
ということで、毎日wikiを国語便覧替わりに読み耽りながら、毎日「へえ~」を探して、投稿している話は以上です。