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独学でデジタルマーケティングを学ぶ方法とおすすめ書籍7冊

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よく聞かれるのが、「紙媒体の編集者だった人がどうやってデジタルマーケティングを覚えたの?」という点です。もともとhtmlを趣味で書いていたのが背景にありますが、実際に職業とするようになってからは、回り道を色々しましたが、自分なりの得意不得意を見分けて、得意なことの打ち手を増やしてきました。

もくじ

  • 独学のポイントは2つ
  • 考えるポイントは切り分け
  • 時間軸で施策の選択が変わる
  • 踏まえておきたいデジタルマーケティングの全体感
  • まとめとおすすめ書籍7冊

独学のポイントは2つ

1.自分の得意分野を探すためにとにかく色々やってみる
2.目的設定と時間軸の基準をもつ

この2点です。

まずは1のとにかく色々やってみるについてですが、上図のとおり、デジタルマーケティングの打ち手はぱっと思いつくだけでも上記のように多彩です(ヌケモレもあると思いますが)。どれかひとつが得意でもダメで、全体をふわっとでもいいから理解していること、理解した上でひとつ一つ施策を打って肌感覚としての実感値を持つことで、「もしかしてこれって得意かも?」というジャンルが出てきます。

その上で、結果が出やすいものを見つけたら、得意施策の周辺を強化することで、自分なりの勝ちパターンが見えてきます。2の目的設定と時間軸については、次で述べます。

考えるポイントは切り分け

まず、目的設定と連動した数値の管理、ゴールイメージを描くことが独学のカギと考えています。デジタルマーケティングはとにかく範囲が広いので、全部を完璧にするのはなかなか難しいです。繰り返しになりますが、長期戦と思って毎月少しずつ辞書のストックを増やすように学習と実践を繰り返していくと、いつの間にか打ち手が増えてパターンができるようになります。

私の場合は、お金をかけずに集客し、コンバージョン(雑誌の年間購読やECでの購入)を獲得するのがゴールであることが多かったので、自社サイトのSEO対策とコンテンツマーケティングを中心にした施策を強化していました。SNSが連動していたほうがSEOがいい方向に働きやすいとか、動画があったほうが集客の幅が広がるとか、出てくる結果が次々変わるのでとても面白かったです。一方でGoogleの方針が突然大転換してSEOやり直しで号泣……ということも。

色々やってみて感じたのは、目的設定をし、どの施策を軸に結果を出したいかを念頭におくこと、時間軸をどのくらいの長さに設定するかということです。

デジタルマーケ打ち手

時間軸で施策の選択が変わる

インターネットはロングテールが基本です。わずかな方しか必要としないキーワードも、必要な情報を探す方にとっては最善の答えとなります。その“最善”を用意するべくサイト内に置く言葉と記事を考え、検索結果に表示されやすい仕組みを作ることが重要です。

多くの場合、時間軸は「今すぐ」前提ですが、長期の時間軸を持つか持たないかによってWEBサイトの構成や記事内容が変わることは、あまり言及されません。私自身は少なくて3年、リニューアル後に移築して使うなら5年は置き続ける前提で全体の構成を考えることが多いです。

その上で、自社サービスのオンライン・オフラインの全体像を踏まえ、WEBサイトが果たす役割を設定し、運用します。

踏まえておきたいデジタルマーケティングの全体感

デジタルマーケティングの全体感

最後に踏まえておきたい全体感についてです。打ち手を多く持っていても、目的を果たすためにどんなフローがあるかを理解していないと意味がありません。業種によって違いはあると思いますが、概ね通常の営業活動には上記のような流れがあります。

これを基本とした上で自社サービスのフローを組み合わせ、顧客が快適に行動できるフローを設計し、具体的な施策を継続的に打つのがデジタルマーケティングの醍醐味と言えます。

まとめとおすすめ書籍7冊

デジタルマーケティングの全体感を踏まえた上で色々やって得意分野を見つけ、目的設定と時間軸の設定を行うのが独学のポイントと言えます。

最後に初心者向けとはやや言い難いですが、デジタルマーケティングを理解する中で助けになる本をいくつか紹介させてください。私自身はコンテンツマーケティングが主軸ですので、そちらに寄った視点になっています。

▼“外野”に惑わされない基本的な考え方を身につける

▼集客ノウハウを身につける

▼生活に寄り添うデジタルのこれからを体に染み渡らせる