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SNSが続かない理由と継続的に発信するための5つのコツ

SNSが続かない理由

SNSでの情報発信に取り組んでいる方なら、継続的に投稿する難しさを感じることも多いと思います。

いくつかのコツを押さえれば、その難しさは解決できます。以下で解説するSNSでの継続的な発信を実現するための5つのポイントを解説します。これらを実践することで、楽しみながら情報発信を続けることができるようになります。

X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを使った情報発信を14年以上続けてきた私が、これまでの経験と学びをもとに、SNSでの継続的な発信を実現するための具体的な方法をご紹介します。

もくじ

SNSの発信が続かない理由
継続的に発信するための5つのコツ
 1.細く長く続けられる投稿ネタを作る
 2.投稿のルーティンを決める(曜日・時間)
 3. 発信ネタのストックを作る
 4. 他のSNSをうまく使う
 5. 自分なりのマインドセットを持つ・使う
まとめ

SNSの発信が続かない理由

多くの方がX(旧Twitter)やInstagramなどをはじめとしたSNSでの情報発信をしていますが、継続的な発信を維持することは簡単ではありません。考えられる理由はおもに5つあります。

  1. ネタ探しに苦労している
    SNSで発信を続けるには、継続的に投稿するためのネタが必要です。しかし、毎日新しいネタを見つけるのは、骨が折れます。そのため、時間が経つにつれ、ネタ切れに悩み、投稿頻度が減っていく傾向があります。
  2. モチベーションの維持が難しい
    SNSでの発信を続けるには、わりと高いモチベーションが必要になります。ですが、フォロワーからの投稿への反応が少なかったり、投稿が思うように伸びないなど、初期に想定していた結果が出ないと、モチベーションの維持が難しくなります。当然モチベーションが下がると、発信頻度も下がっていきます。
  3. 何のために発信しているか明確になっていない
    自分が何のために発信しているのかが明確になっていない場合、発信内容に一貫性がなかったり、その日の気分で投稿する投稿が増えるため、フォロワーからの共感や支持を得られにくい傾向があります。

    発信を続けるには、明確な目的意識がある方のほうが、実は長続きします。
  4. 発信スタイルが確立できていない
    自分らしい発信スタイルを確立することは、SNSでの発信を続ける上でとても重要です。ですが、自分の個性や専門性を活かした発信スタイルやフォーマットが確立できないまま続けると、うまく投稿できない自分に嫌気がさし、自己肯定感が下がっていくことも。結果、投稿自体が苦しくなってしまいます。

    そうなると、投稿にもその気持ちが反映されてしまい、フォロワーからの共感を得られにくくなり、投稿への反応が鈍っていきます。こうなると、何をどう発信していいかぐるぐる考え込んでしまう事態に。
  5. 投稿のために必要なタスクが体系化されていない
    SNSの投稿は想像以上に時間を必要とします。そのため、投稿に必要なタスクを効率的に行う必要があります。タスクには投稿テーマの選定、ネタ探し、投稿原稿の作成、画像の作成、ハッシュタグの選定などがあります。

    これらが体系化されていない場合、投稿するたびに時間と労力を0→1で費やすことになり、その負荷の重さに疲れて、発信が続かなくなってしまいます。

継続的に発信するための5つのコツ

SNSでの継続的な発信は、仕組み化すると無理なく継続的に続けることができます。ここでは私自身がSNS投稿を14年以上続けるなかで実践しているコツをご紹介します。

1.細く長く続けられる投稿ネタを作る

継続的な発信を実現するためには、無理なく長く続けられる投稿ネタを見つけることが最も重要です。自分の得意分野や関心のあるトピックを中心に、専門性を活かした発信を心がけます。この項目については別の記事で詳しく書いていますので、そちらをご参照ください。

SNSのネタ探しに悩む方のためのX(旧Twitter)投稿アイディア一覧>>

2.投稿のルーティンを決める(曜日・時間)

自分のスケジュールに合わせて、無理のない発信頻度を設定します。曜日や時間を決めて投稿すると習慣化しやすくなりますし、「今日は投稿しようか、どうしようか」という迷いがなくなります。この迷いがあると、小さなストレスが毎日積み重なりますので、曜日と時間を決めるとそのストレスがなくなります。

私の場合は、以下のようなルーティンを持っています。

毎日朝6:25前後:X(旧Twitter)で「今日は何の日」
お昼前:「今日のマーケメモ」や「SNS投稿のコツ」
水曜20時まで:ブログ記事を投稿して、記事紹介のポストをする
電車移動や待ち時間:フォロワーの投稿に「いいね」をする

3. 発信ネタのストックを作る

発信ネタのストックがあると、日常的に投稿しやすくなります。もし、今、SNS投稿のための専用のアイディアメモを用意していなかったら、スマホやクラウドのメモを作ってみてください。日常的にアイディアをメモする習慣を身につきますし、投稿するモチベーションも高まります。

また、質の高い発信(アウトプット)を生み出すためには、十分なインプットが必要です。

インプットとは、リサーチや読書、実体験、他者との交流などを通じて得られる知識や情報のことです。アウトプットが足りないときは、インプットが足りないときです。そういう場合は、新しい情報や体験を積極的に取り入れることで、発信ネタのストックにもつなげます。

私自身が発信ネタのストックを作るために行っているのは、新聞やWebメディアのサブスクリプション、有料メルマガ購読、読書、一次情報(直接自分が体験したり、直接人に話を聞いたりすること)による獲得が多いです。そのほか、ネットに落ちている情報やSNSやYouTubeのトレンドチェックを、毎日ルーティン業務としてで行っています(趣味でもある)。

気になった記事や気づきをEvernoteの「まてぃさんのネタ帳」にメモし、ここから投稿ネタやブログ記事のネタをピックアップしています。SNSで投稿したネタで特に覚えていたいことはEvernoteに記事ごとメモし、後から読み返せるようにしています。それが積み重なっていくと、投稿ネタとして(勝手に)育っていきます。

4. 他のSNSをうまく使う

投稿するネタをX(旧Twitter)だけに投稿していると、心が折れる瞬間が何度もあります。今のX(旧Twitter)はアカウント力を伸ばしていく難易度が上がっており、ある程度アルゴリズムに乗る形で投稿をしないと、反応を得にくい環境になっているためです。

そんなときにおすすめしたいのが、ほかのSNSに同じコンテンツを投稿することです。同じ投稿でもX(旧Twitter)とInstagramでは反応が全く違います。その理由は、ユーザー層が異なるためです。

自分の投稿内容がイマイチなのか、投稿している場がイマイチなのか確認できると、モチベーションを取り戻せることがあります。X(旧Twitter)しか使っていない場合は、Instagramのアカウントを作って、同じ投稿でどのくらい反応が違うかを試すことも、ときにおすすめしています。結果的にInstagramのほうが自社に合うユーザーが多いことがわかって、Instagramをメインアカウントにする例もありますし。

もちろん、InstagramとX(旧Twitter)はアルゴリズムが違いますので、Instagramをメインアカウントに定めた後は、目的とユーザー層に合わせてアカウントの運用ルールを定め直すことも必要になります。

5. 自分なりのマインドセットを持つ・使う

少し大げさかもしれませんが、継続的な発信をし続けるには、自分なりのマインドセット(考え方・モノの見方)があると続けやすいです。私が個人的に自分のアカウントで投稿し続けるためにもっている考え方はこんな内容です。運用ルールとも言えます。

  • 自分の好きなことを軸に投稿テーマを設定し、その範囲内で投稿する
  • 無理やり投稿数を増やさなくていい
  • 「発信したくない日」もあると受け入れる
  • SNSが楽しくなくなったら、一時的に投稿を休む
  • 投稿を再開する際は、何事もなかったように再開する
  • 他人の発信と比較しない
  • 他人の騒動や見知らぬ人のDMは華麗にスルー

毎日投稿を続けたいと思っても、発信したくない日もあります。ずっと続けていると続けることが目的になって、投稿を止めることにストレスを感じるようになります。でも、そういう日は誰に断ることなく、休んでいいのです。

また、SNSは人の集まる場ですので、想定外のこともたくさん起こります。しかも、自分が静観スタイルでいても、巻き込まれることもありますし、積極的に巻き込みにかかってくる方もいます。そういうとき、多くの方は悩みます。その悩みゆえにSNSに疲れてしまい、離れていきます。そして継続投稿が途切れます。

もっと適当でいいのです。

そう思って自分なりのマインドセットを使って、SNS(とそこにいる方々)との距離の取り方を調整し、楽しく投稿を続けられる枠の中で続ける方法を模索し続けます。すると、非常に穏やかにSNSを楽しむことができます。


まとめ

SNSでの継続的な発信は、多くの方がモチベーションの維持や投稿ネタの探索に苦労しています。発信が続かない主な理由には、明確な目的がない、発信スタイルが決まっていない、タスクの体系化不足などが挙げられます。

まず、細く長く続けられる投稿ネタを作り、曜日や時間を決めて投稿のルーティンを確立します。また、日常的なアイデアメモやインプットとアウトプットのバランスを保ち、発信ネタのストックを作ります。全部を一気にやるのは難しいので、ひとつずつできることから試していただけたらと思います。

なかでも重要なのが、マインドセットです。「どうも調子が出ない」という日は、「発信したくない日」もあると受け入れてみてください。その上で、発信そのものを楽しめるかどうかが継続的な発信のカギとなります。

これらのコツを実践し、自分に合った仕組みをひとつずつ組み立ててみてください。気づくと、SNSを日常的に続けられるようになっています。

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