SNSでの情報発信が重要なことはわかっていても、毎日続けられる投稿ネタを作り続けることは簡単ではありません。本記事では、SNSのネタ探しに悩む方のために、X(旧Twitter)での効果的な投稿アイデアを幅広くご紹介します。
アイディアをご紹介しつつ、それをどうピックアップし、自分に合ったコンテンツ軸をどこに設けるか、そのポイントとともに解説します。
細く長く続けられる投稿ネタを作るコツ
得意なことを軸にすることがなぜ大事か
投稿ネタの王道テーマの一覧
投稿のルーティンを決めると迷いがなくなる
時間帯ごとに投稿する話題を決める場合
曜日ごとに投稿するテーマを決める場合
まとめ
SNSでの情報発信を継続的に行うには、自分の強みを生かしながら、フォロワーに価値を提供し、その課題を解決する投稿ネタを作ります。ポイントは5つです。
まず、自分の強みや専門性を言語化します。自社の商品やサービス、業界での経験や知見など、他者にはない独自の価値です。この強みを軸に、フォロワーに役立つ情報を発信できると、投稿ネタに一貫性と説得力が生まれるようになります。
次に、自社の対象顧客となるフォロワーが抱える課題やニーズを深堀し、理解します。フォロワーが直面する具体的な課題に寄り添った投稿ネタを考えるためです。課題解決に役立つ情報やtipsを提供できると、フォロワーからの信頼と共感を得ることができます。
フォロワーに提供する価値を常に意識することが、細く長く続けられる投稿ネタ作りのコツとなるため、発信する内容と発信しない内容を決め、切り分けることもポイントとなります。
仮に私が料理家で料理や食材に関するツイートをしているのに、合間に登山へ行った話がツイートされると興ざめしますよね。料理家のアカウントとしてフォロワーの方に信頼感をもっていただいたり、アカウントを好きになっていただきたいなら、登山の話はしなくていいのです。
余談ですが、投稿主の人間性を垣間見せるポイントとして、全投稿の10投稿に1投稿、全然関係ない話題を投稿するのも、ひとつのテクニックとしてあるのですが、ある程度アカウントの信頼度を高めた段階で取り入れることをおすすめしています。
自分が続けられる(=好き・興味関心がある)情報をベースとすることは、細く長く続けられる投稿ネタを作るための重要なポイントです。
自分が本当に追求したいテーマなら、投稿ネタを考える際に自然と熱が入りますし、フォロワーにもその温度感が伝わりやすくなります。また、好きで興味のある分野なら情報収集が苦ではありません。常に最新のトレンドや事例、専門的な知見に触れていると思いますので、投稿ネタのクオリティを高め、フォロワーにとって価値ある情報を届け続けることができます。
興味を持って発信する情報は、熱を帯び、フォロワーとのコミュニケーションもスムーズになりやすいですよね。ユーザーからの質問やコメントにも、自分の知見を活かしながらコメントできますので、おのずと長期的なエンゲージメントを築くこともできます。
逆に、自分の興味関心から外れたテーマで無理に投稿ネタを考えると、続けること自体が難しくなります。情報収集も面倒に感じますし、投稿内容も表面的で説得力に欠けやすくなってしまいがちです。この点については、多くの方に頷いていただけると思います。
代表的な投稿ネタはの王道テーマはこの6つです。ニッチな情報を投稿することでファンを獲得することももちろんできますが、ニッチ過ぎると興味関心をもってもらえるフォロワー数が限られてしまいます。ですので、できるだけ広い範囲の方が楽しんで読める内容で、かつ投稿者自身が楽しく発信できるテーマをいくつか選んでみてください。
投稿するネタのテーマが決まったら、投稿のルーティンを決めます。「投稿のルーティンを決める」ことは、細く長く続けられる投稿ネタを作るための重要な戦略のひとつです。決めるのはふたつだけです。このふたつを決めると、「いつ何を投稿しよう」という悩みがなくなります。
たとえば、私が効率化ツールを提供する企業の経営者だとします。この場合、私が発信する軸となるテーマ・提供する価値は「効率化」です。「効率化」×テーマで発信します。
……といった具合です。時間帯によって投稿内容を変えることで、フォロワーの生活リズムに合わせた情報発信が可能になります。
次に、「曜日ごとに投稿するテーマを決める」場合です。
曜日ごとにテーマを決めておくと、ネタを考える情報の範囲が決まっているので、ネタをピックアップしやすくなりますし、フォロワーも曜日ごとの投稿を楽しみにしてくれるようになります。
ただし、ルーティンを決める際は、自分が無理なく続けられるペースを選ぶことが大切です。毎日投稿が難しい場合は、隔日や週3回などの頻度から始めます。余談ですが、X(旧Twitter)の理想的な投稿数は一日あたり5投稿と言われています。
また、ルーティンに縛られすぎると、運用し続けることが苦しくなってしまいますので、ときに「柔軟性のある運用にしてOK」と自分に許可してあげてください。時事ネタや旬な話題など、ルーティン外の投稿も取り入れながら、自分自身とフォロワーの興味関心に合わせた情報発信を心がけます。
SNSでの情報発信は、自社の専門性を示し、顧客との信頼関係を築くための重要な機会になります。フォロワーに寄り添い、価値を提供し続けることで、投稿を細く長く続けることができ、結果的にSNS運用の成果につながっていきます。ここでご紹介した手法も取り入れながら、一歩ずつ、自分らしい情報発信に取り組んでみてください。